フリーレントの交渉、トータルの支払いバランス

 

フリーレントの交渉(SOHO)

以前、かねてより交渉していたテナントのフリーレントの交渉がまとまった時のお話しをします。

このケース実はちょっと変わっていまして、当初、今回の移転の想定賃料(予算)は月額50万前後(と仮定します。)だったのですが、月額100万弱くらいの価格の物件まで視野に入れて、指値やフリーレントの交渉をしていました。

つまり倍額の賃料の物件でも、フリーレントが1年付けば、2年で均(なら)すと1ヶ月当たりの賃料(24分の1)は予算に落ち着くので、それならという前提で交渉を進めました。

1.50万×24ヶ月=1200万
2.100万×12ヶ月=1200万

ですので、50万×24ヶ月=100万×12ヶ月

※注:保証金は、SOHOをお選びいただければ3カ月程度ですので、6か月以上の保証金を差し入れる事務所タイプよりは、賃料が倍でも安くなります。

このケースではなんと12ヶ月ものフリーレントを獲得したのですが、(詳細はご相談ください。0120-9977-96)このテナント様より、「フリーレントがたくさんつくと、1年目は損金計上できないので、それなら賃料を下げて欲しい。」となってしまいました。

このあたり一言では収まりがつかない事情があるのですが、どうしても賃料を下げられない理由はあるものなんです。

ですので、契約書上は賃料をそのままにして、会計上の処理ができる裏付けを元に、別途覚書を交わして、減額した賃料を毎月支払って行くことになりました。

解り易く言うと、

◆契約書上の賃料はそのままで、賃料100万円の賃貸借契約

◆実質は2ヶ月に一度、1年後の1ヶ月分の賃料を払っていく。

◆1年目も2年目も支払い額は変わらず、損金計上できる。

◆トータル支払いは、50万の24ヶ月と同じ。

ということです。

オーナーも建物の価値を無理に落とすことなく、テナントも期間限定ではありますが、予定より素敵なオフィスに割安でご入居頂けました。

このケースの場合2年後の業績が上向きだと仮定すると、すでに広い面積を割安で確保しているので、さらに広いオフィスに移転する必要もなく移転料と手間をパスできるかもしれません。

貸主が持つ特性を理解した専任のエキスパートなら、業態やご使用になる内容次第では、特別な条件交渉ができるかもしれません。

モダンスタンダードでは専任のエキスパートが、当社にしかできないサービスでご対応致します。数年間お使いになることが予想されるSOHO物件をより充実したご条件でお住まいになるなら、0120-9977-96までご相談ください。

 

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